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のびのび運動で療育!静と動の時間も大切に「シエル」

執筆:sunママ(まーじんママライター)

子どもの成長にともなって感じられる「気になること」。その相談できる場所でもあり、実際に支援もおこなっている「児童発達支援施設」について紹介する記事の後編です。

今回は「シエル名瀬教室」について詳しくご紹介します。

【児童発達支援施設紹介:前編】充実の療育で、親子が安心して過ごせる「のぞみ園」

▶【児童発達支援施設紹介:後編】のびのび運動で療育!静と動の時間も大切に「シエル」

シエル名瀬教室に行ってきました

シエル名瀬教室は2017年10月1日に開所し、「安心・安全なおあずかり」を施設理念に、運動療育に特化した療育をおこなう福祉型児童発達支援施設です。

柳沢運動プログラムの内容に沿って、運動療育で生きる力を育んでいます。例えば、お箸の持ち方などの細かい動作のフォローを運動を通しておこなっています。

事業内容

事業内容は「児童発達支援事業」「放課後等デイサービス事業」の2つです。

①児童発達支援事業
支援対象年齢は未就学児です。定員は放課後等デイサービス事業と合わせて1日10名です。

脳機能を高める柳沢運動プログラムに沿って、発達が気になる子どもを対象に、運動を中心とした療育カリキュラムで活動しています。また、音楽・リズム遊び・季節イベントなども、積極的に取り入れながら活動しています。

下記は登所してからの1日の流れの一例です。(月~金)
  9:30 登所開始(送迎あり)・自由な活動
10:00~運動あそび(プログラムは15分程度)
     ↓
    静かな活動
     ↓
    おやつ
      ↓
    自由な活動(お弁当を持参して食べる場合もあり)
13:00 降所

※午後は14:00~17:00が活動時間

②放課後等デイサービス事業
支援対象年齢は就学児~18歳までです。定員は児童発達支援事業と合わせて1日10名です。

児童発達支援事業と同様に柳沢運動プログラムに沿って、日常困難をかかえた児童を対象に運動を中心とした療育カリキュラムで活動しています。また、学習支援、音楽、リズム遊び・季節イベントなども積極的に取り入れながら活動しています。

下記は登所してからの1日の流れの一例です。(月~金)
14:30 学校へお迎え
15:00 シエル登所
15:30 活動時間
16:00 おやつ
16:55 シエル降所
17:00 ご自宅へお送り

運動療育「柳沢プログラム」とは

「柳沢運動プログラム」は、脳科学の裏付けのもと指導をおこなう、画期的な運動指導方法です。

具体的には、運動遊びの後、休憩をはさむことによって、その後の集中力が高まるという実験結果をもとに、運動→休憩→学習(集中課題)のサイクルで生活に必要な「生きる力」を身につけることを目的としています。

運動療育は以下のようなメリットがあります。
・集中力が高まる。
・気になる子、発達障害の子の脳機能にも効果的。
・脳機能の改善により、日常の生活面にさまざまな効果が現れる。

運動療育を通して、生活のさまざまな困難や負担を減らしていくことができます。

親身な先生方と施設・設備

教室を訪問すると、あたたかい笑顔で先生方が出迎えてくれました。

現在、所長1名、保育士・教員免許・児童指導員などの資格をもち、福祉施設で働いた経験を持つ先生方5名。専属のドライバーさん1名の、全7名です。

場所は名瀬の中心街にあります。大きな看板を目にしたことのある方もおおいのではないでしょうか。

入口は上の写真の看板の裏。安田NMビルという建物1階の101号室です。扉には「シエル」のロゴがあるのでわかりやすいです。

すっきりとしていて清潔な施設内は、入ってすぐのお仕度やなどをするお部屋と思いきり運動を楽しめる広いスペースに分かれています。

入ってすぐのお部屋には事務室、トイレ、洗面、療育スペース。
トイレは洋式で広めの造りのため、車いすでも入ることができます。

療育スペースでは、子どもたちに大人気の感覚遊びのスライム作りや、手先指先を使った遊びをおこなったりします。シエルには、運動器具だけでなく、写真のような玩具もそろえていて、運動遊び後、休息時間をはさんでの「静の活動」もしっかりとおこなっています。

奥の部屋は広いスペース。ここでは主に、運動遊びをしています。

うかがった日は、ボールプールやトンネル、トランポリンを出して、未就学児のお子さん2人が、先生と一緒に楽しそうに遊んでいました。ボールプールには感覚過敏を緩和する効果も期待できるそうです。所長さんや先生方にお話をうかがうと、運動療育の有効性に大きな希望を持つことができました。

このように、それぞれのの運動器具には期待される効果があります。その知識を持った専門の先生方がひとりひとりに合わせて療育をおこなっています。

保護者へのフォローと施設の特徴

シエルは毎日の送迎をおこなっています。自宅や保育園、幼稚園、養護学校に迎えに行って、活動が終了するとご自宅や希望の施設に送り届けてくれます。

シエルのロゴを貼った3台の専用車があり、専属のドライバーさんやいつもの先生が送迎してくれるので安心です。

施設に入所する際には先生との面談があり、それをもとに最初の個別支援計画を作成します。

その後は半年に1度は必ず計画を見直して、子どもの成長具合や保護者の希望を加味して立て直されます。もちろん面談がありますが、先生方は「その時だけでなく、いつでも相談に来てください」とおっしゃっていました。

受け入れ人数が1日10名までと決まっているので、少人数で落ち着いた雰囲気の中、先生とじっくり関わりあいながら、運動療育を受けることができます。

見学、相談、いつでもどうぞ!

「安心・安全なおあずかり」を施設理念に、柳沢運動プログラムの内容に沿って、運動療育で生きる力を育んでいる「シエル」。

個別支援計画をしっかり立て、個々の発達に合わせた運動療育によって、「集中力が高まる」「脳機能の改善」などが見込めます。

先生方は皆さん、「どんなところかなーと、気軽に見学に来ていただいて大丈夫ですよー。」「いつでもドアをノックしてくださいね。」とおっしゃっていました。

悩みを抱えて1人でいるのは大変!
ドアをノックして開いた先には、笑顔いっぱいの素敵な先生方が待っています。

奄美大島には、その他にも児童発達支援施設があります。
まずは市の保健師さんや施設の相談支援専門員に相談してみましょう。きっと、お子さんに合った療育方法を一緒に探してくれますよ。

「シエル名瀬教室」

所在地:奄美市名瀬末広町14-1安田NMビル101
TEL:0997-58-8707
Mail:nase@smile-ciel.com
受付時間:平日9:00~18:30  土・祝日:8:30~17:30
ブログ:https://cilenasse.amamin.jp/
ホームページ:https://smile-ciel.com/?page_id=241
Facebook:https://www.facebook.com/cielnase/

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sunママ

「自然いっぱいの島で子育てをしたい!」そう思って、家族4人で千葉県から奄美大島にIターンして早7年。奄美のあたたかい人たちに支えられて、楽しい日々を過ごしています。 今では10歳、7歳、5歳の母となり、学校行事や地域行事、子どもたちの習い事にイベント参加…と充実の日々。今は少しずつ、おうちでできるライターのお仕事にも挑戦中です。

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