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雨の日でも平気! 大人も一緒に体を動かせる奄美体験交流館

執筆:三田もも子(まーじんママライター)

カラッと青空のイメージがあるかもしれませんが、意外と雨が多い奄美大島。特に梅雨と冬の降水量は多く、数日間ずーっと降り続くこともあります。

そんな時、「家にばかりいて子どもがつまらなそう」「運動不足かも」と心配になる方も多いのではないでしょうか。

 今回はそんな雨の日の味方、奄美市名瀬住用(すみよう)町にある「奄美体験交流館」をご紹介します。子どもだけでなく家族全員で体を動かせますよ!

どんな施設?

奄美体験交流館は、奄美市住用町見里(みさと)にある、奄美市の公共施設です。運営は、奄美市から指定管理を受けているNPO法人健康ど宝が行っています。

場所は、奄美市名瀬から車で約30分、瀬戸内町古仁屋(こにや)からだと約30分のところにあります。静かな内海のほとりにあって、薬草風呂などの入浴施設が人気です。

 そんな奄美体験交流館に、広いアリーナがあって、そこで子どもたちを遊ばせることができるって知っていましたか? 私ははじめて知りました!

どんな遊びができる?

アリーナはAコートとBコートがあり、バトミントンや卓球、テニス、バレーボールができます。フットサルや柔道、相撲で活用されることもあります。

 体育施設というとスポーツ競技が行われる場所というイメージがあるかもしれませんが、ここでは小さい子どもも楽しめるいくつかの遊びが用意されています。それらは総称してニュースポーツと呼ばれています。

「ニュースポーツとはなんぞや?」ということで、今回は4歳になったばかりの2人とニュースポーツで体験できる5種類の遊びをやってみました。

ニュースポーツ体験って?

①トランポリン

まず、一番ハマったのがこれです。1人でも、2人でも楽しむことができます。トランポリンは体幹を鍛える効果があると言われており、体幹を鍛えると姿勢が良くなるので子どもにはぜひ体験させたい遊びです。

全身運動になるので、大人にも良い運動ですね。ジャンプできる2歳くらいからチャレンジさせてみてください。周囲にネットがあるので落ちる心配はありませんよ。

②ストラックアウト

ストラックアウトではフリスビーやボールを投げたり蹴ったりして遊びます。

投げたものをそのままカゴに入れていくものと、ボードにフリスビーなどを当てて数字を落としていくものがあります。

ストラックアウトといえばボールのイメージですが、子どもたちは、ボールではなくフリスビー型なので投げやすそうでした。子どもは近くから、大人は少し離れてといった感じで勝負してみてもいいですね。

 また、サッカーボールでもできる大きなストラックアウトもありました。ボールを蹴れる子やお父さんが楽しめそうです。ちなみに手で投げるロケット型もあります。

③ 輪投げ

1歳くらいからチャレンジできそうな輪投げです。少しのスペースでできるので、見守るお母さんやお父さんも楽チンです。

④車イス体験

車イスバスケット用のものだそうで、タイヤがハの字に開いているため、小回りが効くそうです。「子どもは乗れるのかな?」と少し心配しましたが、慣れてくるとスイスイと前に進むことができました。

普段は乗ることができない車イスですが、この貴重な体験を通して障害がある方への理解や、パラリンピックへの理解が深まったらいいなと期待しています。

⑤ランニングバイク体験

ランニングバイクは、自らバランスをとり、コントロールすることを学ぶので、体幹が鍛えられ、自転車に移行するのがスムーズという利点があります。2歳くらいから乗れる子もいるそうなので、チャレンジさせてみてください。

奄美体験交流館では、年に数回大会が行われるほどランニングバイクが盛ん。ヘルメットやヒジ当て、ヒザ当ても用意してあります。また野外と違って車道に飛び出す心配もなく、デコボコもないので安心です。

その他のおすすめ

奄美体験交流館には入浴施設があります。

たくさん運動したら、さっぱり汗を流して帰ることができるのはうれしいですね。

オムツが外れている子から入浴可能、なんと未就学児は入浴料無料です。

人気の薬草風呂は半屋外にあって、開放感があり気持ちがいいですよ。子どももいつもとは違うお風呂にワクワクするはずです。

売店もあるので、小腹が空いたらパンやおやつも購入できます。

まとめ

この日はたくさん動いて疲れたのか、夜は早めに眠りにつきました。お友達と新しい遊びにチャレンジしたことも、良い思い出になったようです。

子どもたちは何にハマるかわかりません。特に幼児はあっちにいったり、こっちに行ったり遊びが移り変わりますよね。ニュースポーツは、いろんな遊びに移っていけるので飽きずにずっと遊び続けることができました。

奄美体験交流館の管理をしているNPO法人健康ど宝の実(さね)さんは、「雨でも大人と一緒に遊べる場所を目指しています。どんな遊びをしたいか、どんな道具を揃えて欲しいかリクエストも受け付けています!」とおっしゃっていました。

私は今まで体育館というと殺風景なイメージがありましたが、子どもたちに開かれた遊び道具があるだけでこんなに充実できるのだと驚きました。雨に悩まされる日はもちろんのこと、暑くて外では遊べないというときにも、ぜひお世話になろうと思います。

      
      

施設の基本情報

【住所】
奄美市住用町見里1084-1(MAP

 【電話】
0997-56-2030(9:00~22:00)

 【ニュースポーツ利用料】
バトミントン、卓球、テニス、バレーボール、トランポリン、ストラックアウト、輪投げ、車イス体験、ランニングバイク体験が可能

0〜2歳無料、年少・中・長50円、小学生100円、中学生150円、高校生・一般200円/時間
※施設利用のみの場合、アリーナ半面390円/時間
※   照明別途1時間1基110円(施設側の判断で照明を付けます。例えば、晴れた日は明るいので照明を付ける必要はありません。)

 【利用可能時間】
アリーナ:9:00~22:00
お風呂:平日15時~20時、日曜日13時~20時
※月曜日は休館日

【駐車場】
50台(無料)

 【トイレ】
子ども用トイレなし、障害者用トイレあり、男女別のトイレには和式と洋式便座あり

 【オムツ替え台】
女性トイレに1台あり

【授乳室】
なし、2階にある畳の休憩室(210円/時間)を借りることも可能
ミルク用のお湯が沸かせるケトルが1階の休憩室にあり

【ルール】
アリーナでの飲食は禁止
アリーナ以外の2階席(観覧席)などで飲食は可能

 【予約】
飛び込みでもアリーナが空いていたら利用可能ですが、イベントがある時などは利用できない場合もあります。できるだけ事前予約をおすすめします。飛び込みの利用者が重なった場合には譲り合って遊んでいただきます。

 【ブログ】
https://asa.amamin.jp

 【Instagram】
https://www.instagram.com/kenkoudotakara.amami/

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三田もも子

新潟県出身。2016年4月から奄美大島に移住。最近は奄美の雄大な自然の中で子育て奮闘中です。 奄美の自然や文化に魅せられてフリーペーパー「ワンダーアマミ」を定期発刊しています。

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