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スターウオッチング「夏の星空とペルセウス座流星群」に行ってきました!

ライター:sunママ(まーじんママライター)
      

2021年7月26日、世界自然遺産に登録された、奄美大島。

豊かな海と山が育んだ動植物で溢れる大地を多くの方々に知ってもらう機会となりました。

そんな奄美大島は、空気が澄んでいて空もとても綺麗です。

夜は都会よりも街の光が少なく、星がとてもよく見えます。

夏は、天の川や夏の大三角、さそり座などを見ることができます。

今年はペルセウス座流星群が8月に活発に活動するとのこと。

それに合わせて奄美少年自然の家で行われたスターウオッチングイベント

「夏の星座とペルセウス座流星群」と題して行われたこのイベント、どんなことが体験できるのでしょうか。

 

「奄美少年自然の家」とはどんな施設?

今回のスターウオッチングの会場である「奄美少年自然の家」は、奄美市名瀬朝仁(あさに)にある宿泊や体験ができる県立の施設です。

キャンプや野外炊さん、釣りなどの野外活動、森や海の自然観察、ネイチャークラフト、いかだ活動(小中学生対象)などの自然体験が可能。

グループや家族での申し込みも受け付けています。

奄美大島の自然を思う存分味わいたいときにおすすめの場所です。

山の頂上にあるので、見晴らしは最高!
アスレチックや広場があるので、外で思い切り遊べます。

施設は、宿泊棟、管理棟、体育館、研修棟の4つに分かれています。

年間を通して、ファミリーキャンプなどの宿泊体験活動や黒糖作り、七宝焼、草木染め、藍染めなどの創作体験活動イベントも開催。

申し込みをすれば、家族や友人と楽しめます。

申し込みが多い場合は抽選になるイベントもあるほど、島内で注目の施設です。

今回はそのイベントの1つである「令和3年度スターウオッチング夏の星空とペルセウス座流星群」におじゃましてきました。

スターウオッチング(雨天バージョン)

今回おじゃましたときは、残念ながら曇天となってしまい、雨天バージョンでした。

しかし!この雨天バージョン、プログラムを工夫されていて、とても充実した楽しいものでした!

では、詳細をご紹介します。

イベントの開催時間は19時20分~20時30分まで。
説明や準備の時間を除くと、約1時間行われました。

感染症対策として、入口で手指消毒と検温を済ませたら、受付を済ませて部屋の中へ。

今回の参加者は、大人19人、小学生7人、幼児7人の合計33人です。

参加者全員に向けて、夏の星座や大三角の話からスタート。

スライドを見ながら、天の川や織姫、彦星、木星などの話をしてもらいました。

8年に1度の流星群についての話では、観察時のポイントの説明も。

どの話もとても丁寧でわかりやすく、質問も交えながら話してくださったので、子どもたちも興味津々。真剣に聞いていました。

その後、各ブースに分かれての星空観察会スタートです。

ブース① スコープと双眼鏡による観察体験(宿泊棟)

1つ目のブースは「スコープと双眼鏡による観察体験」です。

まず始めに、スコープの使い方をレクチャー。

使い方を聞いたら、早速、惑星が描かれた紙を観察。

惑星が描かれた紙が貼ってあるのは、宿泊棟の長い廊下の先!スコープを調節しながら、はっきりピントが合うところを探します。

ピントが合ったら、何が見えたかを職員さんに報告します。

正解すると・・・。
大喝采と拍手をプレゼント!!

子どもも大人も必死!

就学前のお子さんも、保護者の方と一緒にスコープに触れながらゲーム感覚で参加できるのでとてに楽しそうでした。

参加者の方々は、楽しみながらスコープ使いをマスターしていました。

ブース② Mitaka(国立天文台天体観察ソフトウエア)での天体観察体験(管理棟第2研修室)

パソコンとプロジェクターを使って、国立天文台天体観察ソフトMitakaで天体観察体験ができるブースです。

惑星の公転の話や銀河系の話からペルセウス座流星群の話まで、Mitakaを使用してリアルに様子を観察しながら説明を聞くことができました。

銀河系の中から見たような映像や、逆に銀河系を外から観察している様子など、さまざまな角度から観察することができるので、子どもも大人もじっと画面に見入っていました。

このソフト、家のパソコンでもインストールして使用できるそうですが、スペックの高いパソコンでないと動作しないそうなので「実際に見てみたい!」という方は、是非、スターウォッチングに参加してみてくださいね。

ブース③ DVD視聴(管理棟第1研修室)

彗星や流星群についての映像DVDを見ました。

難しい言葉での説明ではなく、映像中心で進む内容に就学前のお子さんも、釘付けで映像を見ていました。

10分弱でしたが綺麗でわかりやすい映像で、宇宙への興味が湧いてくる内容でした!

ブース④ スコープと双眼鏡による観察体験(体育館)

体育館でのスコープと双眼鏡による観察体験は、壁に貼られた惑星の説明文をスコープや双眼鏡で見て、書いてある内容を当てるゲームをしました。

問題が書いてある「少年自然の家からの挑戦状!」を持ってスタート!

3~5mほど離れた場所に貼ってある紙の文字を、スコープのピントを合わせて読み取ります。

スコープで挑戦したら双眼鏡でも見てみます!

就学前の小さなお子さんも、保護者の方と一緒に、ときに競い合いながらゲームを楽しんでいました。

意外と子どもたちの方が大人たちより早くスコープの使い方をマスターして、大人より早く正解を出し喜んでいましたよ。

正解者には、何と・・・

奄美少年自然の家の職員手作りのしおりをプレゼント!

大人も子どもも必死です(笑)。

特に大人は目の悪さもあって!?
「視力検査みたい!」と、皆さん終始ワイワイ賑やかに観察体験をしていました。

スターウオッチングに参加した感想は?

あいにくのお天気で雨天バージョンになりましたが、参加した皆さんからは「プログラムが工夫されていておもしろかった。」「わかりやすい説明で、天体のことがもっと知りたくなった。」「スコープにたくさん触って操作できてよかった。」と、大好評!!

7~8名ずつに分かれ、10分ずつ各ブースを回ったので、少し時間が足りなかったり、もっとやりたかったというブースもあったようですが、さらに宇宙への興味の扉を開くきっかけとなったようです。

子どもたちも楽しそうで、帰宅するときの笑顔が印象的でした。

アクセス

奄美少年自然の家には、名瀬の市街地からは塩浜側、朝仁側からアクセスできます。

塩浜側の入口は、奄美市役所方面から朝仁(あさに)・小宿(こしゅく)方面に向かう途中の左手にある金久(かねく)中学校を通り過ぎ、すぐ左折します。

その後、すぐに右折し道なりに進みます。

しばらく行くと四差路になると「奄美少年自然の家」の看板が出ていますので、その看板に従って進みましょう。

車で3~5分ほど山道を上ると、山の上に建つ「鹿児島県立奄美少年自然の家」の入口が見えてきます。

朝仁側からは、朝仁トンネルを小宿方面に進み、トンネル通過後、ファミリーマートある交差点を左折。

道なりに進み、朝仁見取橋(あさにみとりばし)を渡る手前で右折(朝仁海岸方面へ)。

そのあと次の橋とつながる太い道へ右折して入ります。

そのまま山を上っていくと四差路に出ますので、看板に従って進みます。

ここから先は、塩浜方面からのアクセスと同様です。

入口を入ると体育館があり、その奥の坂を上ると駐車場です。

駐車場の裏に事務所への入口の案内があるので、指示通り進みましょう。

多目的広場を横切ると正面玄関に到着です。

雨でも楽しい「スターウオッチング」

星空観察と言えば雲一つないスッキリした空で!と思っていましたが、今回参加した雨天プログラムでの「スターウオッチング」、とてもよかったです!

奄美少年自然の家の職員の方々が工夫を凝らして楽しく説明をしてくれるので、宇宙のことや星座、惑星などについてはもちろんのこと、スコープなどの道具についても詳しくわかります。

実際に触って使い方を覚えられるのも楽しいです。

説明は映像でのアプローチが多く、実際にスコープや双眼鏡に触れられるのは就学前の小さなお子さんにもわかりやすい印象でした。

誰でも気軽に参加できる雰囲気も、とてもよかったです。

晴天時のプログラムでは、天体ドームのクーデ式大型望遠鏡や小型望遠鏡を使用した星空の観察体験ができるとのこと。

望遠鏡で見えた月

子連れでも大人のグループでも、誰でも楽しく天体のことが学べます。

ぜひ一度、体験してみてはいかがでしょうか。     

【施設情報】

名称:鹿児島県立奄美少年自然の家
所在地:鹿児島県名瀬朝仁町字赤崎1096-2(map
TEL0997-53-1032
メールアドレスamasyou@pref.kagoshima.lg.jp
公式ホームページhttp://www.pref.kagoshima.jp/kikan/amami/index.html
※おむつ替えをする台などの専用スペースなし(管理棟の保健室にあるベッドが使用可能なので、使用の際はお声がけください。)

【イベント開催について】

奄美少年自然の家では、年間を通してさまざまなイベントを開催しています。開催内容やお申込み方法については、保育所や幼稚園、学校等へちらしを配布、もしくは鹿児島県のサイトに詳細を掲載しています。
〈イベント例〉
・スターウオッチング
・ファミリーキャンプ
・黒糖作り
・染め物教室
・自然の家がやってきた(プラ板・綿あめ作り・工作等)
・凧作り

イベントによっては、人数制限を設け、事前申込みが必要な場合があります。
また、製作などの作り物がある場合には、参加費が必要となるイベントがあります。申し込みの際に確認しておきましょう。

小さいお子さまでも参加型で楽しむことができ、学びも多いイベントです。ぜひ親子で参加してみてはいかがでしょうか。

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sunママ

「自然いっぱいの島で子育てをしたい!」そう思って、家族4人で千葉県から奄美大島にIターンして早7年。奄美のあたたかい人たちに支えられて、楽しい日々を過ごしています。 今では10歳、7歳、5歳の母となり、学校行事や地域行事、子どもたちの習い事にイベント参加…と充実の日々。今は少しずつ、おうちでできるライターのお仕事にも挑戦中です。

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