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奄美市名瀬の中心街に多機能型交流拠点施設「奄美市市民交流センター」がオープン!

執筆:井田陽平(まーじんパパライター)

奄美市が、名瀬柳町(やなぎまち)の水道課跡地に整備を進めてきた新しい市民の交流拠点、「奄美市市民交流センター」をリサーチしてきました。

2021年10月にオープンしたばかりの真新しい施設は、奄美の高倉をモチーフにし、大島紬の柄を白いスクリーンにした奄美らしい外観。

施設内は明るく広々としていて、清潔感あふれるとても居心地のいい場所です。

私は10年前に奄美にiターンし、3人の子育て中のパパです。子育て中の私たちにとって何より嬉しいのは、赤ちゃんや小さなお子さんにとって、ものすごく優しい配慮と設備が整っているということ。

ここならママもパパも、安心して遊びに連れて行ってあげられます。

それでは、施設をご案内いたします。

街中なのにゆったりとした駐車場・駐輪場

小さなお子さん連れのママ・パパにとって、車で行けるのかどうか、駐車場はあるのかは大きなポイントですよね。

施設近隣にお住まいの方を除けば、ほとんどの方はお子さんをチャイルドシートに乗せて、車で移動されているのではないでしょうか。

ご安心ください。

奄美市市民交流センターには、47台収容のゆったりとした駐車場が併設されており、施設利用者は無料で利用することができます。

街中の駐車スペースが限られている奄美では、この安心感は、ことのほか大きいですよね。

また、近隣にお住まいで自転車をご利用の方にも、ゆったり使える駐輪場が完備されています。

子どもを乗せるためのイスが付いた幅がある自転車でも置きやすい、広々とした駐輪場です。午後の時間になると、中学生や高校生が勉強をしに自転車で来ることも多いそう。

奄美市市民交流センターの場所は?

奄美市市民交流センターの場所をお伝えしておきましょう。

住所や地図は、記事の最後にまとめてお伝えしますが、一番わかりやすく説明すると、奄美市保健センターのすぐ近くで、行けば必ずわかります。

奄美市保健センターは、奄美市在住で小さなお子さんがいらっしゃれば、乳幼児健診で必ず訪れる場所ですよね。

道順でいうと、県道79号線の支庁通りから、名瀬信愛幼稚園とカトリック名瀬聖心教会の間の道に曲がってまっすぐ進めばすぐ見えてきます。

きっと本が好きになる、開放感のあるマチナカリビング

約1万5千冊の図書と、12席の学習コーナーを備えるマチナカリビングは、大きな窓からの採光と高い天井で、明るくて抜群の開放感を味わえます。

小さなお子さんが楽しめる絵本もたくさんあって選び放題。

お子さん用のイスや机、マットも用意してありますので、小さなお子さんがいてもゆっくり本が選べます。

もちろん、本は貸出可能です。

まだ奄美市の図書カードをお持ちでない方は、受付に申し出れば簡単に作れますので、ぜひ作られることをオススメします。

図書カードは1枚で10冊まで、2週間の期限で借りることができます。

ちなみに我が家は5人家族、ひとり1枚ずつ作っていますので、いつも30~50冊借りては返すという・・・、本の運び役のパパは大変です。

同じ1階にある、新聞や雑誌を閲覧できるコーナー。

こちらも大きな窓からの採光と高い天井で、柔らかい光が差し込む、広々としていて気持ちがいいスペースです。

こちらでは飲食も可能なので、ママ友たちと歓談しながらくつろいだり、お子さんにおやつを食べさせたりすることもできますね。

時間帯によっては、中学生・高校生が参考書とノートを広げて熱心に勉強に打ち込んでいる姿や、世間話をする年配の方々、ノートパソコンを広げるビジネスマンも見かけます。

奄美の独自性を感じる、コンパクトな多目的ホール

多目的ホールは、通称マチナカホールといい、舞台開口部11m、奥行7メートル、席数354席と、コンパクトで使いやすいつくりになっています。

車イス対応座席もあります。

ステージを見るとまず目に入ってくるのが奄美を代表する画家・田中一村の「奄美の海に蘇鉄(そてつ)とアダン」が描かれた幕です。

壁や天井には大島紬のデザインが取り入れられており、奄美の独自性を感じられる雰囲気になっています。

最新の音響設備や照明も備わっており、360インチの大型スクリーンに対応したプロジェクターも含め、映写調光室で操作を行います。

私も一度、子どもが奄美市少年少女合唱団のリハーサルで利用した時に歌声を聴きましたが、すばらしい音響でしたよ。

子ども連れに優しい!親子室ってどんな設備?

マチナカホールの2階には、親子室という部屋があります。

親子室には、畳敷きの床にソファーと座布団が用意されています。

(親子室 入り口側からの写真)

赤ちゃんや小さなお子さん連れでは子どもがイスにじっと座っているのが難しかったり、泣いたら抱っこしてあやしたりしなければならない場面は多いはず。

せっかくの舞台鑑賞も、周りに迷惑をかけるかもと気を張っていると、落ち着いて観れないという方も多いでしょう。

そんなお悩みを解決してくれるのが、この親子室。

前方に窓が付いていて、そこから舞台を鑑賞できるつくりになっているのです。

親子室の音はホール内には届かないようになっていますので、お子さんが泣いたり騒いだりしても安心して舞台鑑賞を楽しむことができます。

また、鑑賞中の飲食や授乳も可能ですので、安心してご利用ください。

親子室は、受付で申し込めば誰でも利用可能です。

さまざまな大きさの多目的室も完備

施設内には、多目的室もあります。

多目的室は、93名対応の大多目的室、63名の中多目的室、21名の小多目的室の3タイプ。

作業用机や洗い場があり、クラフト教室などの利用が可能な工芸室もあります。

また、板床で奥の壁が鏡張りになった練習室も大小2つあり、ピアノもあって防音構造になっているため、ダンスや合唱などの音楽練習が可能です。

授乳もオムツ替えも心配ご無用!!

赤ちゃんや小さなお子さん連れのママ・パパにとって、オムツ交換台や子どもと一緒に入れるトイレがあると、お出かけのときには本当に助かりますよね。

奄美市市民交流センターの各階のトイレには、お子さんを待機させるためのイスと、1階のトイレにはオムツ交換台が備えられています。

広々としていて、小さなお子さん連れのパパママだけでなく、幅広い世代の方々にとって使いやすいトイレです。

授乳室も完備。ソファーの横にはカーテンもあるので安心感がありますね。

水道に流し台にゴミ箱、奥にはオムツ交換台もあります。

ソファー前のスペースはゆったりとしているので、ベビーカーごと入っても大丈夫。荷物が多い子連れ世代にはうれしいですね。

奄美市市民交流センターで新しい奄美の空気を感じよう!!

2021年10月にオープンしたばかりの奄美市市民交流センターは、新しい奄美の空気、可能性を感じることのできる場所です。

場所も分かりやすく、駐車場も完備。

赤ちゃんや小さなお子さん連れにとても優しい施設ですので、まだデビューしていない方は、まず一度お出かけください。

すでにデビューされた方は、どんどんリピートして、施設を活用しましょう。

「多くの方々に利用していただいて、ご意見をいただきたいです。ご意見を元に、さまざまな利用法をご提案したいと思っています。また、各種イベントを企画して、地域の子どもたちともっと交流する機会を作りたいです。」

とおっしゃるのは、今回の取材に丁寧にご対応いただいた、奄美市市民交流センター・職員の川元さん。

川元さんをはじめ、職員のみなさんが明るく活き活きとしていて、その雰囲気が施設全体をさらに明るく、気持ちのいい空間にしているように感じました。

晴れても降っても風の日も、第3月曜日と年末年始以外は、午前9時から午後9時まで開いています。

ぜひみなさんで、奄美の新しい交流拠点施設を活用していきましょう!!

【基本情報】

奄美市市民交流センター
住所:奄美市名瀬柳町2番1号(MAP
電話番号:0997-52-1816
開館時間:午前9時~午後9時
休館日:第3月曜日、12月29日~1月3日まで
HP:https://www.city.amami.lg.jp/kyoisg/shisetsu/kyoiku/015.html

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井田 陽平

千葉からiターンで奄美に移住して、早7年。小学生の娘と3つ離れた年子の息子2人を毎日楽しく子育て中。移住時は子供が就学前だったので、子育てサークルにはほぼ欠かさず参加。パパの参加率は高くないので、ちょっと目立っていたかも(笑)パパライターさんは少ないようなので、張り切って楽しく役に立つ記事をお届けします!!

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