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奄美博物館ってどんなところ?さわって楽しい!奄美のいろいろ!

執筆:リリアン(まーじんママライター)

うがみんしょうらん!ライターのリリアンです。

奄美の自然・文化・歴史がよくわかる「奄美博物館」へ行ってきました!

奄美市立奄美博物館は、1987年(昭和62年)に開館した、奄美群島唯一の総合博物館です。

2019年(令和元年)に全面リニューアルされ、より見やすくわかりやすくなりました。

2021年(令和3年)7月、奄美大島は徳之島や沖縄島北部、西表島とともに『世界自然遺産』に登録されましたね。ここ奄美で子どもたちと一緒に記念すべき時を過ごすことができてうれしいです。

恥ずかしながら奄美の自然、文化、歴史ってあまり考えたことがなかったので、これを機会に親子で知ることができたらいいなあと思い奄美博物館へ行ってみました!

「博物館っていうと、ちょっと子どもたちには難しいかな?」と思いながらの入館でしたが、さわって楽しめる展示が1階から3階までの各階にあって、子どもたちもあきずに全館をまわることができました。

そんな奄美博物館について、さっそくご紹介していきます♪

奄美博物館ってどこにあるの?

奄美博物館は、長浜(ながはま)町バス停から徒歩3分ほどの場所にあります。同じ敷地内にある奄美振興会館を目指していくとわかりやすいです。(ちなみに、振興会館と博物館をあわせて奄美文化センターというそうです!)

写真の正面が奄美振興会館、左手側が奄美博物館です。

奄美の海・里・山を体験してみよう!

入口を入ってすぐ右手側に受付があり、入館料を払うとリーフレットを手渡してくださいました。

『順路は決まっていないので自由にどうぞ』とのこと。わたしたちは1階から順番にみていくことにしました。

施設は3階建てで、それぞれのフロアーにイメージがあるそうです!

1階「海見(あまみ)」は『海』のイメージ

1階は、博物館の、そして奄美旅の導入空間です。

海の展示を中心として舟の展示であったりシマグチや島唄の聴き比べなどの展示をしています。中央には各文化財の案内や奄美大島の各施設の情報などをのせています。

ちなみに「海見(あまみ)」という表記は、日本の歴史の記録に初めて登場したときの表記を使用しているそうですよ。

☆舟にのってみよう!
舟の展示には「乗ってみよう!」とあったので遠慮なく体験させてもらいましたよ!校外学習で来館していた児童のみなさんも楽しんでいました。

2階「㭺美(あまみ)」は『里』のイメージ

2階は、里をイメージした奄美の歴史と文化のフロアです。奄美の旧石器時代から現代までの奄美に関わる通史を展示しています。

また、江戸時代末期の奄美大島の様子が描かれた『南島雑話』の挿絵と民具が一緒に展示されています。

「㭺美(あまみ)」は、大宰府跡(福岡県)で発見された8世紀前半の木簡に記載された表記を使用しているそうです。

さて、2階にもありました!体験コーナー!!

☆大島紬を織ってみよう!
数字の順番通りに織り込むと…大島紬の模様ができあがりましたよ!

☆サトウキビを搾(しぼ)ってみよう!
搾り機にサトウキビの模型をさしこんで上のハンドルをまわすと、サトウキビ搾りを体験できますよ!

(1階 海のエリア~2階 里のエリアへの階段の様子)

3階「雨見(あまみ)」は『山』のイメージ

3階は、山をイメージした奄美の自然と暮らしの1年を表したフロアです。

「雨見(あまみ)」は、14世紀に描かれた日本地図に記載されている表記を使用しているそう。

世界自然遺産に登録された奄美大島の自然について、その特徴をわかりやすく展示。旧暦の行事や、その月ごとに見られる奄美の動植物の写真やはく製などの展示もあります。

中央のジオラマは、数多くの動物のはく製があり、タッチパネルを操作すると動物たちを見つけたり鳴き声を聞くことができ、まるで奄美の森にいるよう!

壁面は、奄美大島に暮らす人びとの1年を、自然のうつろいとともに月ごとにまとめて展示しています。

そして、3階でもさわって楽しもう!をやってみました!

☆さわって楽しめる奄美の昔話の絵本
絵が大きく、短いお話なので読みやすいです!4冊(4か所)あります!仲良くみましょう!

☆絵合わせキューブ
『南島雑話』の生き物の挿絵キューブと、実際の写真のキューブを合わせます。正しく組み合わせると、正しい名前ができあがります!

奄美博物館からのメッセージ

奄美博物館は、令和元年に行った全館展示リニューアルにより、子どもたちでも楽しめる展示内容が大幅に増えました。

博物館入口横には、令和4年3月時点でアマミハナサキガエル2匹(鹿児島県の天然記念物)とオキナワキノボリトカゲの生体が観察できるコーナーがあるとともに、各階に奄美の自然・歴史・文化を、実際に触れながら学べる体験型の展示があります。

また、3階展示室には奄美大島でみられる動物のはく製標本が多数展示してあり、タッチパネルでそれらの生き物を検索することもできます。

近年、親子連れの来館者が増加しています。

このことを踏まえ、現在はキッズスペースの新設に向け、準備をすすめております。

子どもたちが楽しめる生き物などの絵本を充実させ、生き物パズルなどで世界自然遺産にも登録された奄美の自然のことを学んでもらえるような空間にしたいと思っています。

皆さまのご来館を楽しみにしております。

奄美博物館 平城 達哉(ひらぎ たつや)

まとめ

今回、1階から3階まである体験コーナーを全部制覇することができました~!

難しいかも?と思った博物館は、行ってみると大人も子どももワクワクする空間でした!!小さいお子さま連れでも、見たり触れたりできるので、十分に楽しめると思います。

聞きたいことがあれば、物知りの学芸員の方がなんでも答えてくれますよ!

最後に私、リリアンからの問題です!

博物館のどこかに、アマミノクロウサギ(はく製)がいますよ!
どこにいるでしょうか?ぜひ見つけて、さわってみてくださいね!

奄美市の公式キャラクター「コクトくん」も待ってます!

基本情報

奄美市立奄美博物館

【住所】〒894-0036 奄美市名瀬長浜町517番地(MAP
【電話】0997-54-1210
【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【休館日】第3月曜日・年末年始(12月28日〜1月1日)
【入館料】一般 310円、高校生・大学生 150円、小学生・中学生 100円
【授乳室・オムツ替え台】なし ※平日にご相談すれば別室の案内が可能。
【貸出用ベビーカー・車椅子】各2台あり

【奄美博物館ホームページ】http://www.city.amami.lg.jp/bunka/kyoiku/bunka/hakubutsukan/index.html

【奄美博物館公式Facebook】
http://www.facebook.com/amamimuseum/

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リリアン

うがみんしょうらん! 仕事で福岡、大分、東京を経て、夫婦で奄美大島にIターンしました。 その後男の子ふたりを授かり、ここ奄美に根を張りながら楽しく子育て中です。 ママライター初心者です。よろしくお願いします。

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